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銀河の果て-Galaxy-

色々な妄想が詰まった、『腐女子』が書く萌えを叫ぶ場所です。 擬人化(ポケモン・メダロット・カービィ)中心で、最近はカードワースの創作もやってます。

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次回は設定をまとめる記事を書きます

再びこんにちは、追記にてジャッカルのSSを載せます。

割と長いので時間がある時にお読みください。
私的設定も含まれているのでそれでも大丈夫という方は追記からご覧ください↓↓


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SS(ジャッカル編)

―月の番人―



その者に遭ってしまったら、決して逃れることはできない。
背を見せるな、見せたら最期、生きてはいない。

神より造られた者達の領域に踏み入ってはいけない。
彼等を刺激してはならない。彼等を知ろうとしてはいけない。


誰もがその者に存在を消されてしまうから―――………








「…これで全部かな」

書庫を整理し終え、ジャッカルは一息吐いた。

「…まったく、クイーンってば散らかしたままどこか逃げちゃって…
読む姿勢は良いと思うけど、高い処から取るから必ず数冊落とすし……」

仲間の一人であるメイクイーンはよくこの場所へと足を運んでいる。
尤もそれは読書が目的でなく、ジャッカルに会う為の口実らしいが…。

「後で説教でもしにいこう…」

彼の言う説教というのは言葉での説教だけでなく、制裁をも含んでいる。
制裁の内容はデストロイで一刺しだったりと傍から見たら過激なものだ。
だが仲間なので一応の加減はしているようだ。(但し例外はある模様)

「さて、整理も終わったし早速クイーンの所に……」

ジャッカルが部屋を出ようと扉に手をかけようと手を伸ばす。

しかし、それと同時にサイレンが響き渡る。
侵入者を知らせる合図だ。

「……! またか……」

サイレンの音に反応し顔を上げる。 
一瞬険しい顔をした後、軽くため息を一つ吐く。

「説教は後回し……先に“掃除”の時間か、さっさと済ませよう…」

そう言ってジャッカルは扉が開くと同時に素早くその場を去った。




~~~~~~~~~
~~~~~~~~~



『早くしろ! サイレンが響いたという事は我々の侵入はばれたのは明白だ!』

侵入者達のリーダー格であろうメダロットが怒声を響かせる。
残りのメダロット達数名を仕切りながら、此の場所のデータを盗み出している。

此の場所には未だ人類が達していない技術が多様に存在する。
その為、こうしてメダロットを送り込んで盗み出させるという事態が発生するのである。

『急いで全て回収するのだ! 全て回収すればきっと……――――』


「“それだけ”でどうにかなると思ってるの?」

不意に聞き慣れぬ声が聞こえ、侵入者達は顔を上げる。
声の聞こえた方向に視線を向けると、その先にはジャッカルが立っていた。

「…毎回毎回、飽きもせずに来るよね…そんなに此処が珍しい?」

呆れた様子で彼は尋ねる。
尤も、これから“掃除”する対象達からの返答に期待はしてはいないのだが。

『……此処を住処にしている者だな…?
此処には未だこちらが到達していない技術が山ほど存在している。
主はそれらを欲しがっている。此処に当たり前に住むお前には理解できないだろうがな』

その返答を聞いて、ジャッカルは目の前の彼等を鼻で笑った。

「ああ、理解できないだろうね。でもそれはそっちも同じだよ。
此処のデータを盗み出せたとしても、人間達に理解できっこないさ」

『なッ……!?』

侵入者達がざわめき出す。内、リーダー格の者が怒りの色を見せる。
そんな事は関係無いと言うかのように、ジャッカルは一方的に話を続ける。

「こちら側が与えた技術を碌に発展させられずにいるっていうのに…
どうしてそこまでの存在が此処の技術を自分のものに出来るっていうの?」

配置ミスとは云え、彼のマザー・ブラックデビルが地球の人類に技術を与えた。
それは自分を故郷に早く帰らせる為にと、与えたものであった。
だがそのミスからか、技術の発展は遅れてしまい、帰る時期が大幅にずれてしまったのだ。

その為か、ジャッカルは人間に対してあまり良い感情を抱いていない。
人間に仕えるメダロット達ですら、あまり快く思ってはいないのである。

目の前にいるメダロット達もそうなのたろう、と彼は蔑んだ視線を送る。

『ッ…! この野郎…! 馬鹿にするのも大概にしろ……!』

彼等からしたら自分達の主を虚仮にされていると思うだろう。
実際、ジャッカルの言動と表情から、それはハッキリと分かる事だ。
彼等は武器パーツを構え、ジャッカルへと一斉にそれを向ける。

『勝負(ロボトル)ですら生温い。我等に3原則は無い。
お前のメダルごと、バラバラにしてやる……!覚悟するんだな!』

自分に向けられた矛先や銃口、それらを見てもジャッカルは冷静な表情を崩さない。
一瞬目を閉じた後、薄く笑みを浮かべて、彼等を見下すような視線を送る。

「…まあ、だからと言って此処のものを持ち帰らせはしないけどね」

そう言って、彼は右腕を素早く上げて目の前のメダロットにビームを放った。

『…ッ!?――――――』

一瞬の内に放たれたビームに動くことも出来ず、頭部パーツを貫通した。

『なッ……!』

頭部と胸部が溶けて無くなっている。ティンペットは勿論、メダルすら消失していた。
ビームの直撃したメダロットは、音を立てて崩れ落ちた。

「三原則が無いなら丁度いいね」

冷たき言葉を発し、ジャッカルは目を細めて薄く笑みを浮かべる

「元から遠慮する気は無かったけど…これで心置きなく“掃除”できるよ」

“掃除”という言葉の意味を彼等はすぐに理解した。
目の前で仲間が無残にも壊されたのを見れば、そう思わざるを得なかった。

「さて、と……僕もあまりこんな事に時間は割きたくないからね」

言うと同時に、ジャッカルはメダチェンジをした。
火花と光が彼を包む。一瞬の動作だったが、その強烈な光に彼等は目を覆う。

「すぐに終わらせてあげる」

光が消え、其処にいたのは大剣を左手に携えたジャッカルだった。
自分と同等程の大きさの剣を軽々と扱い、ジャッカルは矛先を彼等に向ける。

「まずは、君からだ――――」

剣先から赤黒く、禍々しき力を放出させていく。
それが徐々に形となって、死神のような骸骨となり、標的を捕えた。
そして動けなくなった標的のメダロットを、ジャッカルは背後から切り刻んだ。

それは目にも留まらぬ速さで、骸骨のようなものが相手を捕えてから1秒も無かった。
一瞬の内に切り刻まれたメダロットはガラガラと音を立てて崩れた。
パーツもティンペットもメダルも全てがバラバラになっていた………。

『何ッ……!?』

物と化した仲間の姿を見て、残っている彼等は絶句した。
同時に、絶望すら覚えた。

自分達も、こうなってしまうのか…?と……

そう思った者達の心を読んだかのように、ジャッカルは次の獲物達を見据える。
その彼の冷酷で鋭い殺意を秘めた視線を感じ取り、背筋が凍りつく。

「来るならせめて変形できるパーツにした方がいいよ。
“これ”みたいになりたくないならね」

剣先を先ほど切り刻んだ“物”に向けて喋るジャッカル。
淡々とした口調で語る彼に、湧き上げる恐怖を隠し切れないでいた。

「………」

ジャッカルは何も発さずに、次の獲物達にゆっくりと剣を向ける。

『ひッ……!?』

目が合った者達は背を向けて一斉に逃げ出していく。
そんな彼等の様子を見て、不敵に笑う。

『お、おい待て! 逃げるな!!』

リーダー格のメダロットが声を張り上げて止めようとする。
しかしその声は届かず、彼等は逃げ惑うばかりだった。

「何をしたって無駄だよ」

非情なる刃が逃げ惑う彼等の背中を捕え、無残に切り刻んでいく。
痛みを与える暇すら与えず、その剣は獲物達の命を刈り取っていく。

僅かの間に、彼等のリーダーを残し、全員が切り刻まれた。
場には仲間だった残骸だけが残り、リーダーのメダロットは呆然と立ち尽くしていた。

こちらが手を出す暇が無いほどに、僅かな時間の出来事だった。
先程までいた仲間を全て狩られ、残りはリーダーの彼だけ……

何をしていいのか分からなかった、何も出来なかった。
気づいたら仲間が壊されていた…どうすれば良かったかなんて考えてももう遅い。

『なッ…、何なんだよ…!? 何なんだお前は……!!』

絞り出して張り上げた声に先程の威勢は無く、虚しく響いた。
ジャッカルはその声に反応して、最後の“獲物”に静かに顔を向ける。

「僕がどんな存在だろうと関係無いでしょ。
此処に入ったモノは、生きて帰れない。それだけ」

そう言ってジャッカルは剣先を残った最後の“獲物”へと向ける。

「君達に教えることは何も無い。 
僕達の平和を乱さないで、僕達は静かに暮らしたいだけなんだから」

自分達の平穏を乱された事に、冷静な表情の中に怒りの色が浮かぶ。

「勝手な欲望でこっちの平穏を乱さないでくれない?」

怒りの色が濃くなっていく。先程とは違い、じりじりと“獲物”へ近づいていく。
残ったリーダーのメダロットは背を見せないように一歩一歩後退っていく。

背を見せたらやられる……そんな恐怖で思考が一杯だった
後退っていくと、背に何かが触れた。テレポートの装置だ。

『(……! そうだ、これで……!)』

こんな状況だ、どこに出ようが出まいが関係なかった。
早くこの場から逃げ出したかったのだ。

『ふ…ハハハ…! これで、これで逃げられる…! 残念だったな!!』

形振り構わず、リーダーのメダロットはテレポート装置に触れた。
触れた瞬間、彼の身体は転送を始め、別の場所へと移動していった。

「……」

ジャッカルは平静な表情に戻り、その場で足を止めた。



『これで…! これで俺は主(あるじ)に此処のデータを……!』

凶悪な存在から逃げ出せた事と、主にデータを渡せる喜びが一気に湧き起こる。
急いで入ってきた出入口から出ようと、足を速める。

「―――――どこに行くつもり?」

その声は背後から聞こえた。 凶悪な存在の、声だった。
顔を青褪めさせ、恐る恐る振り返ると、其処にはジャッカルが立っていた。

先程の怒りの色は消え、彼は冷たい表情で見下しながら剣先を“獲物”に向けている。

「此処の構造も知らないで入ってくるからだよ。
人間にも、君達にだって、此処の技術を理解するのは早過ぎるんだ」

『ひッ……!?』

いつの間に背後に回ったのか、そんな事はどうでもよくなっていた。
再び背を見せないようにと、ゆっくりと身体を反対方向に回し、後退る。

「……エース――――」

ジャッカルが呟く。
同時に、“獲物”の背後に別の気配が生じた。
メダロットがその気配に振り向こうとした瞬間、赤と青のコードに全身を束縛された。

『ッ……!?』

次々と起こる出来事に理解が追い付かないでいた。
解こうと暴れる彼の後ろで、別の声が聞こえた。

『珍しいじゃないか、僕に頼むなんて』

“獲物”を捕らえたのはエースだった。 
別のテレポート装置から此処へと来て、変形した後、相手を束縛したそうだ。

「…いつも君が先に色々やらかしてから僕に任せてるんだしいいでしょ」

『ハハハ、違いないねー♪』

場の空気に合わないような陽気な声で話すエースと呆れ気味のジャッカル。
そんな会話も耳に入らず、残ったメダロットは身体を暴れさせていた。

『…で、これが今日で最後の?』

陽気な中に冷たい気配を含ませた声で、エースは“獲物”を指でさす。

「…そうだよ、あまり此処をうろちょろされても困るからね。
此処のシステムを理解してないからって別の場所行かれたら嫌だし」

『まあ此処を理解出来るのって僕達とあの子くらいだからねー』

暴れる“獲物”の顔をエースが指でゆっくりと撫でていく。
触れられた事により、状況が明らかに悪化している事に気付いた。

『ま、さっさとやっちゃおうか。 そぉれっと』

エースが自身の能力である重力を操作する力で、“獲物”を宙に浮かせた。
自分のコードまで切れないように、重力で束縛してからコードを離した。

そして無理矢理に背を向かせた。 

『(そ……そんな…。 こ、こんな…事が………)』

最早恐怖なのか判断できぬ程、“獲物”の彼は頭の回路が滅茶苦茶になっていた。

「そうだね、早く終わらせてクイーンに説教しないといけないし」

ジャッカルは“獲物”の背を捕え、そして剣を振り上げた。

『…………!!』


理解してしまった。 これから自分がどうなるのかを。

奴に背を見せてはいけない。
見せたら最期、生きてはいない。

神より造られた者達の領域に踏み入ってはいけない。
彼等を刺激してはならない。彼等を知ろうとしてはいけない。


誰もがその者に存在を消されてしまうから―――………




その言葉だけが最期まで、繰り返し彼の中で木霊していた……。













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はい、SSはこれにて終了です。お疲れ様でした。

ロボトルではないので名の通りデストロイ(破壊)しまくっております。
3のパーコレで掃除メダロットのリーダー機なのはこうした「掃除」をするから…
そんな発想から番人というのが思い付き、こうした内容になりました。
ジャッカルが人間に好意を抱いてないのはSSの内容にあった通りです。
その上こんな風にホイホイと盗まれに誰かに侵入されたりするのは不快極まりないようです。

ちなみに、今回「掃除」されたメダロット達は書いてある通り3原則がありません。
が、これはあくまでも「主に忠実なまま」の部分を残してあるものです。
部分的なリミッター解除が施されているメダロット達ですので、レアメダルのような特殊な能力はありません。
3本編から結構経ってるし、2のあの白衣みたいにリミッター外せる人間が他に居てもおかしくないんじゃないかなと思いまして…

パワー変形なのにすぐにメダチェンジできたのはラスボス補正での仕様の最初からMF全開の状態だからです。
ロボトルのルールで戦ってはいないので、最初からMFが溜まってても不思議じゃないのだと思います←

エースが言っていたあの子とはイッキの事です。
人間に好意を抱いていないジャッカルでもイッキの事は唯一認めている人間です。

ちなみに「掃除」をした後の処理はスピリット達が持っていた四聖獣の子達が致します。
処理は大体はスフィンクが焼却処分をしております。この子達もよく考えたらレアメダルだっけね……


トランプのジャックという意味は兵士や王子と言った意味があります。
ジャックの位は大概のトランプのゲームだと(ポーカー等)王族が描かれるカードの中では最弱とされています。
ですがジャックをエースやキングと同等、若しくはそれ以上の最強の位とするものあります。

モチーフの通りに弱いと思わせておいて、実は最強の戦士…それがジャッカルだと思います。
あの4人の中ですと、力関係的にエースが名の通り切り札なのでエースが一番だとは思いますが
単純な火力だと彼の方が上ですから、どちらがより強いのかは分かりません。

次回以降に載せる予定の4人の設定にも力関係的なものは載せますがここでも一応。。


エース>ジャッカル>=キング>クイーン

拙宅設定ではこうなっております。個々の性能等を考慮した結果です。
キングは攻撃手段が少ないものの、補助が鬼性能なので、この位置となってます。
拙宅での性格とかも含めたらこうなりました。 やはりエースは一番です←


長々と語りましたが、これにて4人それぞれのSSは終了です。
次回からは設定を挟み、4人全員や組み合わせを決めて書くと思われます。
設定の記事は一番上の記事から飛べるようにリンクを繋げておくので
記事が流れている場合、そこから飛んでお読みください。

此処まで読んでくださって、ありがとうございました。 お疲れ様でした。
それでは、また次回お会いできると嬉しいです。 それではそれではノシ
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